具体例

・・・見せかけの相関
 
 次のデータはある県の各市について理髪店と小学校の数を調査し、表にまとめたものである。
図はそれの散布図を描いたものである。
散布図とは?

理髪店 小学校
A 5 5
B 4 3
C 8 7
D 12 15
E 21 23
F 22 30
G 25 25
H 36 39
I 40 42
J 41 39
K 50 68



 このように散布図を見た限り、理髪店の数と小学校には正の相関が認められる。しかし、散布図を描き相関関係を調べる際には次の2点に注意する必要がある。

(1).相関関係があっても因果関係があるわけではない。
(2).相関は他の変数を媒介とした「見せかけの相関」の可能性がある。

 (1)については「理髪店を沢山作れば、子供の数が増えて小学校が多くなる。」という構造は散布図を描いただけではそこまでのことを言及は出来ないということ。(2)については次のような仕組みになっていることである。

 「人口が多い」という媒介によって、「理髪店が多い」と「小学校が多い」となっているのに、あたかもこの2つの相関が強いかのように見えることである。この例は他にもよくあり、次のような例が挙げられる。

例1 「従業員数」を媒介変数にして「交際費」と「売上」
例2 「年齢」を媒介変数にして「血圧」と「給料」



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